ページの先頭です。

共通メニューをスキップする

京都府トップページへ

府政情報 | 暮らし・環境 | 教育・文化 | 健康・福祉・人権 | 産業・しごと | 地域振興 | 京都の魅力・観光

ここまでが共通メニューです


サイト内の現在位置です: 京都府トップ » 健康・医療 » 心の健康のためのサービスガイド

> トップ > Q&A > 第6章 セルフヘルプグループ

[Q&A]

第6章 セルフヘルプグループ

Q1 仲間同士で支え合うグループはありますか?

精神科の病気で入院し、現在は通院しながらアルバイトができるようになりました。職場では病気のことは言えず、うちとけて話し合える友人がいません。病気になった人たちは、辛さや抱えている問題をどう対処しているのでしょうか?

A1 同じ悩みを持つ仲間が集う場が、地域で少しずつでき始めています。「セルフヘルプグループ」(患者会)といわれ、『ひとりぼっちの仲間をなくしたい』という共通の願いのもとに仲間が集い、自分たちの気持ちを誰にも気兼ねせずにぶつけあっています。自分たちの喜びややりたいこと、困っていることなどを分かち合えるところです。

見守ってくれる仲間がいる、信じて期待している仲間がいる、という「実感」を持てることが、セルフヘルプグループの良さです。ぜひ一度、仲間のところに自分の足で出かけてみてください。

地域でのグループは、保健所や市町村にお問い合わせください。

相談窓口

Q2 地域に家族会があると聞いたのですが?

子どもが精神病だと言われました。ショックを受け、病気をどう理解していいのか混乱しています。親戚や近所の人など、誰にも言えずに孤立していくようで、とても辛いのです。同じ思いを持つ人と交流ができれば、と思っています。

A2 精神障害者家族会について説明しましょう。お子さんが突然、精神病だと言われて、さぞ驚き、戸惑われたことでしょう。また、誰にも言えずに自分ひとりで苦しんだり、「悩んでいるのは自分だけ」だと思い込んだりしていませんか。

家族会を知った家族のほとんどの方は、家族会に来て初めて何でも話すことができたと言われます。家族の思いや行動を心から理解し、受容し、共感し、共に歩めるのは、同じ悩みを持つ家族ではないでしょうか。

京都府精神障害者家族会連合会(京家連)は、京都府内各地域の家族会で結成されています。家族会は、同じ悩みを持つ精神障害者の家族が集まり、苦労を話し合い、お互いに助け合うことを目標にしています。家族会の仲間は、自分たちの経験を生かして、安心しゆとりを持ってお子さんに関わり、お子さんにできるだけ早く回復してほしいと願っておられます。「本人も家族も苦しみや悩みを分け合って、みんなが明るく触れ合う場、ともに生きる喜びを」これが家族会です。

相談窓口

Q3 お酒を止めるために仲間で支え合うグループがあると聞いたのですが?

お酒を止めるために仲間で支え合うグループがあると聞いたのですが、どんなことをしているのでしょうか。

A3 お酒の問題で苦しんだ人々が、自分たちのためにグループを作り、自分たちで運営しています。それはセルフヘルプグループといわれるもので、参加者は同じ悩みをもつ仲間のなかで、他の人の正直な話を聞き、また自分のありのままの体験を語ります。アルコール依存症の回復のためには、酒を一滴も飲まないことが必要ですが、ひとりで断酒を続けるのは難しく、そのためセルフヘルプグループに参加することがとても大切です。

グループでは、これまでの自分の間違った対応に気付き、間違った思い込みから目覚め、自分自身が変わっていくことを目指します。

また、病気に巻き込まれた家族の中で育つ子どもは、その環境に適応してしまい、生き続けるために自らの感情を遮断し、問題を否認しがちです。そのようななかで育つことにより、他者と適切な関係を結びにくくなります。たとえば、子どもの頃は周囲に合わせて「いい子」で育ってきた人が、成人してから孤独感やうつ状態に襲われたり、人間関係に悩むことも多いようです。グループでは、子ども時代に受けた影響のために起きている不健康さからの回復を目指しています。

本人・女性・家族・子どものそれぞれが、自分自身の問題として、この病気に取り組むためのグループを作って活動しています。

アルコールなどの依存症については、セルフヘルプグループの他に、回復施設もあります。京都にはアルコール・薬物依存症者のための回復施設として京都マック、薬物依存症専門の回復施設として京都ダルクがあります。回復施設は、セルフヘルプグループに参加してアルコール、薬物などを止め続けながら、日常的な生活を共に送ることで回復していくための施設です。

相談窓口

Q4 その他、悩み事について、話し合えるグループはあるのでしょうか?

A4 セルフヘルプグループは、摂食障害・ひきこもり・うつ病・・・・・など悩み事の数ほどあります。

一人で苦しみを抱えていることは、とても苦しいものです。同じ病気や障害、悩み事を持った人と出会えると、苦しみを分かち合い、支え合うことができます。そして生きていく上での励ましと知恵を与えられます。また自分の体験が、意外に同じ悩みを持った参加者の参考や励ましになり、自分の役割に気づかされる体験も得られたりもします。

セルフヘルプグループには多様性があり、グループの雰囲気も様々です。参加されて自分にあったグループに出会えるといいですね。どの様なグループがどこで、どの様な活動をしているかは個別に紹介することになります。なお、最近はインターネット等でもそれらの情報が得られます。



ページの先頭に戻る

お問合せ先一覧 | サイトマップ | ご利用案内 | 個人情報の取扱い | 著作権・リンク等 | このサイトの考え方

Copyright (C) Kyoto Prefecture. All Rights Reserved.