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丹後海と星の見える丘公園が「自然共生サイト」に認定されました!
宮津市に所在する「京都府立丹後海と星の見える丘公園」について、当公園の生物多様性保全にかかる活動実施計画が令和7年9月16日付けで国に認定され、当公園が「自然共生サイト」となりました。
今後も引き続き、園内の森林・湿地等の維持管理や多様な動植物の保全活動、環境教育プログラムの実施など、生物多様性の保全に資する活動を進めてまいります。
背景
世界では生物多様性の損失が続いている危機的状況を受け、2022年12月の生物多様性条約第15回締約国会議(CBD-COP15)において、2030年までの新たな世界目標である「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されました。
この世界目標を踏まえ、国内では2023年3月に「生物多様性国家戦略」を改定し、2030年ミッションとして、生物多様性の損失を止め、反転させる「ネイチャーポジティブ」の実現を掲げています。この実現に向けて、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標「30by30目標」が位置付けられています。
「自然共生サイト」とは
ネイチャーポジティブの実現に向けた取組の一つとして、環境省では、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」として、認定する取組を令和5年度から開始しました。「自然共生サイト」に認定された区域のうち、保護地域との重複を除いた区域が「OECM(※)」として国際データベースに登録されます。
※Other Effective area-based Conservation Measures:国立・国定公園等の保護地域以外で生物多様性保全に資する区域
地域生物多様性増進法について
ネイチャーポジティブに向けた民間等の活動を更に促進するため、令和7年4月から、自然共生サイトを法制化した「地域生物多様性増進法」が施行されました。本法に基づいて、企業やNPO等が作成・実施する「増進活動実施計画」や、市町村が取りまとめ役として地域の多様な主体と連携して行う「連携増進活動実施計画」が、主務大臣(環境大臣、農林水産大臣及び国土交通大臣)により認定されます。認定された計画の実施区域が、本法に基づく「自然共生サイト」となります。
お問い合わせ
総合政策環境部自然環境保全課
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号:075-414-4706
ファックス:075-414-4705