やましろで暮らす-トップページ > 地域おこし協力隊として、特産品の開発等に取組む田中美代子さん(和束町)【インタビュー記事】 

更新日:2025年4月17日

ここから本文です。

 

地域おこし協力隊として、特産品の開発等に取組む田中美代子さん(和束町)

移住したきっかけを教えてください。

元々生まれが城陽市なので和束出身の高校の友達がいて、和束町の名前は知ってたんです。でもお茶の町っていうイメージが実はあまりなくて。

結婚して、東京に嫁いで12年暮らしてたんですけどたまたま家族が和束のお茶を送ってくれたんです。

すごく飲んで、すごく美味しいってなって、懐かしさと何かもうすごく心に触れるものがありました。

私達夫婦はお茶の時間をすごく大事にする夫婦で、和束のお茶とか紅茶とか、色々なお茶を飲むうちにいつか和束町に住みたいなみたいなことを夢物語で喋ってたんです。
コロナもあって自分たちの暮らしを考えるようになって、主人が行動的に空き家バンクを探し始め、物件の内見に行ったら、トントン拍子で進みました。

私も主人も心から和束茶が大好きなので、一生飲み続けられる環境でいられるっていうのはずっと幸せです。

現在のお仕事や生活について教えてください。

元々主人と考えていたことは、和束町に永久就職するという気持ちで、この町のためにまち作りの一環で何かずっとしていけるようなライフスタイルです。私は地域おこし協力隊になって3年間経験を積ませてもらってこの町の未来をずっと考えられる人材でいたいとすごく思っています。そこで、協力隊退任後は20年ぐらい和束町の町おこしで尽力されてきたお母さんグループ「恋茶グループ」の後を継ぐことにしました。私達と同じ年代ぐらいの人たちも巻き込んで、特産品に限らず、和束町の良いところをアピールしたいと思っています。同じ思いを持った人たちをいっぱい見つけて、楽しくできたらなって思ってます。ざっくりですけどね。

地域おこし協力隊になったきっかけを教えてください。

地域おこし協力隊は、引っ越すって決めて、仕事何しようって探してたときにたまたま主人が和束町のホームページ見て、「こんないいのあるやん」って見つけました。
地域おこし協力隊のイメージは、一芸秀でた人が、村おこしとか町おこしとかに従事してるイメージがあったんです。和束町の場合は、私の応募したときですけど本当にざっくり茶業や観光の支援業務って書いてあったんですよ。

それプラス、研修先が和束茶カフェって書いてあって、カフェ店員やったらできるなって結構軽い気持ちで受けました。いざ、面接に来てみると町長をはじめ結構なしっかりしてる人たちがバーンって並んでいたんです。正直、緊張して「落ちたな」と思いましたが、まさかという感じで受かっちゃいました。

 

移住して感じた、移住前の想像と違ったところ(ギャップ)をお聞かせください。

私は和束町がこんなに観光地の顔をしている町と思わなかったんですよ。お茶を買いに観光客として3、4回は和束茶カフェ来てるんですけどいつも閑散としてたから、お茶好きの人が来る静かな町なんやって思ってたので。

地域おこし協力隊1年目でカフェにはもう週5で入っていましたが、外国人や観光客の多さで「なんやこの忙しさは!」って思うほどずっと忙しかったです。

 

これから移住を考える人へ、先輩移住者としてのアドバイスをお願いします。

毎朝、扉開けるたびにバーンと杉の山や茶畑が目の前に広がっています。

このような自然の環境に住みたいと思う気持ちが大切です。あと、先人たちへのリスペクトは絶対忘れたらダメだと思います。和束町の方はみんな何か熱いものを持っているとすごく感じます。
だから、和束町のことが本当に大好きなんですよ。私の人生後半の40年、この町の人たちの生き方みたいなのをちょっとでも学べるっていうこと自体にすごくわくわくしています。

自分の人生っていろんな人たちの関わりあってこそなので、この日、この土地に、ここに住んだ人たちに「どういうことを教えてもらおう?」「それを自分なりにどうやって恩返していけるか?」みたいな、そういう考えで暮らしてほしいなって思っています。

私は、そういう人たちと長く一緒にいたいって思っています。

お問い合わせ

山城広域振興局地域連携・振興部 企画・連携推進課

宇治市宇治若森7の6

ファックス:0774-22-8865

y-c-kikaku@pref.kyoto.lg.jp

山城広域振興局は、京都府南部の15市町村にわたる山城地域において、
市町村等の地元団体や府民の皆様と連携し、
広域的な視点から地域振興に取り組む京都府の地方機関です。