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地域おこし協力隊として、移住相談に取り組む與世田信忠さん(井手町)
地域おこし協力隊として活動しようと思われたきっかけを教えてください。
移住を考えていた時に、地域おこし協力隊の募集が始まったことがきっかけです。
他の地域も募集があったのですが、団体さんの支援や耕作放棄地の有効活用など業務内容に興味があったので井手町に応募しました。
実際井手町に決めたのは、やっぱり大阪から近くて交通の便もいいということが一番の理由です。元々は大阪市に住んでいたり、奈良の東吉野村というところで住んでいました。
地域おこし協力隊としての業務内容や井手町の生活環境を教えてください。
最初の活動はこの周辺(まちづくりセンター椿坂周辺)も耕作放棄地が多かったので、景観作物ですとか、野菜作りに取り組みました。現在では地元の学校の野菜作りの体験農園として新しい交流の場となっています。
現在の主な活動は、移住相談やイベントで井手町のPR活動をしております。
農作業の休憩中などで訪れた方から移住の相談もあり、井手町での生活などのお話をする中で地域の方と協力して移住相談の対応をしておりました。
その中で、移住希望者への相談体制を整えるため、井手町まちづくりセンター椿坂に移住相談窓口の「京都いで暮らしナビ」を設置し、京の田舎暮らしナビゲーターに任命していただくことになりました。
井手町は、車があれば生活に不便をあまり感じませんし、駅前に最近、スーパーなどが入る商業施設もできたので生活環境は良くなってきています。また、JR奈良線が少ない時間帯でも1時間に4本ぐらいあるので、本当に便利な場所だなと思ってます。
地域の魅力について、教えてください。
やっぱり便利だというのもありますけど住民さんとの距離感もいいかなとは思っています。駅前の地域には一般的な賃貸物件もあれば、ちょっと山手に行くと普通の古民家じゃないですけど、昔ながらの建物もあり、お付き合いが深い地区もあります。ボランティアの活動も活発なので、本当に積極的に関わろうと思えば地域の人とたくさん関われますし、駅前に住めば今の生活環境をあまり変えずに生活できるという点も本当に魅力だなと思います。
移住など住まいを探す中で地域おこし協力隊に関わらず行政的な支援はありますか?
空き家バンク制度はありますが、空き家があまり出てこないので、今、実際私の相談でも条件に合う物件が見つかるまでお待ちいただいている方もおられる感じですね。空き家はあるけど、マッチングがすごく難しい。
京の田舎暮らしナビゲーターとして、今されている取り組みはありますか?
実際1月から来ていただいてるのは、30坪ぐらいの農地を週末に地元の方にお手伝いさせてもらいながら、移住希望者の方が農業されるために井手町に通われています。そういうので関係性を持つことで知り合いが増えれば「住んでみないか?」みたいな交流関係はあります。
「あなただったらいいよ」、といった関係値を築いていくのが大切だと思います。
最初に地域おこし協力隊として赴任して思っていたことと地域に入ってからのギャップはありますか。
交通の便が思ったより良くて、車があればどこも大して変わらへんなっていうのが一個あります。あと、農地をいきなり借りるのは大変だなっていうのはありましたね。引っ越しする前は、耕作放棄地がいっぱいあるから、誰でも借りれるんかなと思ったんですけどやっぱそれは難しいんやなって。
これから移住を考える方へ、先輩移住者としてのアドバイスをお願いします。
現地を訪れてみてお話されるのが一番良いと思っています。私が良い地域だと思っていても皆さんに合うというわけでもないですし。我々のところに来ていただくと我々も紹介とかもできるので、まずは行ってみて肌で感じてみるというのがいいのかなと思っています。
その中でも井手町を選んでいただければ、我々も全力でサポートもします。
個人的には、特にすごい観光地もあるわけじゃないのですが住むには静かで住民さんにも農業などを教えてもらえているので、生活するには良い環境かなとは思います。
移住相談したい時に、どこで與世田さんに会えますか。
井手町まちづくり協議会の開館日に移住相談窓口の「京都いで暮らしナビ」を開設しています。開館日には井手町まちづくりセンター椿坂までお越しいただくか、椿坂(0774-82-3838)までお電話をお願いします。
開館日以外ですと、町の企画財政課(0774-82-6162)の方にしていただければ私からまた連絡するようにします。
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