伏見桃山城の東側にあたる、峠を上った小高い丘の上、自然環境抜群の立地に京都市桃陽病院はあります。当院には京都市立桃陽総合支援学校が隣接し､治療と教育の一体化を目指した環境づくりに力を入れています。ベッド数は100床（一般80床、結核20床）で、ぜん息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患、高度肥満症や糖尿病、腎不全などの小児慢性疾患、心身症など様々な理由で学校に通えない小、中学校の子どもたちが病気を治しながら学校で学べる、全国でも珍しい公立の療育施設です。

当院は京阪電車宇治線観月橋駅を最寄駅として、眼下に宇治川を臨む桃山丘陵の南端の風光明媚なところ位置し、一般病床168床を持つ急性期病院です。病診・病々連携を密に図り、地域の医療と福祉の発展に貢献するを以って基本理念としています。またマルチＣＴ・最新ＭＲＩの機器を始め、運動器リハⅠ・脳血管疾患リハⅠの算定基準をとり、充実したスタッフで患者さんの在宅復帰の支援に努めています。福利厚生面では、院内保育所が若い職員の勤務の支えとして充実した保育展開をしています。

内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、神経内科、外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、リハビリテーション科、放射線科、泌尿器科、婦人科、人工透析内科

洛東・洛南のベッドタウンに位置する当院は、20の診療科と30に及ぶ専門外来を備えた総合病院です。特に、内・外・脳外・循内・産婦・小児の6科は24時間救急体制を敷いており、こうした救急医療・高度な医療への取り組みは、私たちの使命です。また平成5年に臨床研修指定病院、平成12年には歯科医師臨床研修病院の指定を受け、次世代を担う医師の教育施設としての役割を担っています。充実した救急医療はもちろん、地域住民の方々を一貫してサポートできるレベルの高いトータルケアを追求し続けていきます。

淀地域の「この町の病院」として三十余年地域の支えられた地域と共に歩んできました。当院は「救急医療」「在宅医療」「予防医療」の三本柱を重点項目として、病院グループはもとより地域の介護福祉施設や連携病院とも綿密に協力し日々邁進しているところです。また、金井クリニックでは日本在宅医学会認定｢金井病院グループ在宅研修プログラム」を実施しています。一緒に地域住民をサポートする在宅医療を実践しましょう。

桃仁会では、慢性腎不全の方々の透析治療に全力を注いでおります。高度な透析技術を核として、さまざまな合併症に対しても、より迅速で総合的な医療を行えるよう、スタッフや設備機器、施設の充実を進め、専門病院・診療所に加えて透析患者さん用のサ高住や介護老人保健施設を開設し、また社会的な変化に対応するため、訪問介護事業所も開設し、患者さんの状態に応じた治療が行える環境づくりを進めています。

京都市の南西部に開発された閑静な住宅街・高齢者マンション・ケアハウスが立ち並ぶ生活圏に立地し、全病床が1床当り8㎡以上、機能訓練室が102m²、浴室が104m²というゆったりした空間と大きな窓で、明るく清潔な療養環境を提供しています。まごころ医療宣言に基づいた、患者様・利用者様主体の公平・適正な医療・介護サービスを実践するため、医療安全・感染対策・リハビリ・口腔ケア・患者権利など院内外の研修会・学会に積極的に参加し、多職種協働で全職員のスキル・モラルの向上をはかる努力を続けています。