ふるさとトピックス!福知山、舞鶴、綾部
更新日:2023年5月17日
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※この記事の内容は2022年6月2日時点のものです。
気づけばもう梅雨入り間近。雨が多くなるこの時期は、家にこもりがちという方も多いかと思います。ですが、そんな時こそ色鮮やかなアジサイを見に行ってみませんか?水色や紫、ピンクと、色とりどりの花を咲かせる様子は、どんよりとした梅雨空を吹き飛ばすほどきれいですよ。今回は、人気スポットから穴場まで京都府内のアジサイの名所をご紹介。晴れの日も雨の日も絵になるアジサイを見て気分をリフレッシュしてください♪
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見頃:6月5日~6月末頃
福知山市にある丹州華観音寺は、奈良養老4(720)年、この地を訪れた法道仙人によって開かれたお寺です。6月になるとあじさい参詣(もうで)が始まり、ハンブルグ、アナベル、カシワバアジサイ、ヤマアジサイなど約100種、1万株ものアジサイが境内を彩ります。その見事さから別名「あじさい寺」とも呼ばれていて、毎年遠方からも多くの方が参拝されるのだそう。
丹州華観音寺が「あじさい寺」と呼ばれるいわれは古く、観音様の霊力で眼病が治ったお礼にと、七変化する花・アジサイを数本植樹したのがはじまり。その後、秘仏のご本尊十一面千手千眼観世音菩薩の33年ぶりのご開帳を記念し、ご本尊様にもっとたくさんのアジサイを見てもらい、喜んでもらおうと多くの種類を植樹されたのが「あじさい寺」と呼ばれるようになった所以(ゆえん)なのだとか。
毎年6月~7月には白・青・紫・ピンクのアジサイが鮮やかに咲き乱れ、まさに花浄土と呼ぶにふさわしい佇まい。特に仁王門から続く参道や七観音巡りの小径はアジサイの道へと変わり、訪れる方の目と心を癒してくれます。
また、お庭には小国鶏というニワトリが放し飼いにされていて、アジサイのそばに佇む姿が伊藤若冲の絵画のようと話題になりました。絵になる光景が満載のお寺で、心ゆくまで堪能してみては。
丹州華観音寺
場所:京都府福知山市観音寺1067
電話:0773-27-1618
時間:9:00〜16:00
拝観料(アジサイの開花時のみ有料今年は6/4~7/3までの予定):一般400円、中高生250円、小学生以下無料
https://www.tanba-ajisaidera.com/
開園:6月10日~6月26日(日)
舞鶴自然文化園は、大浦半島の標高200m付近にある自然豊かな公園です。眼下には美しいリアス式海岸を望み、大自然を満喫するにはぴったりのスポット。こちらはアジサイとツバキの時期のみ開園するのでお見逃しなく!
園内のアジサイ園の広さはなんと約2ha。「紫陽花の海」とも呼ばれる谷合には、約100品種、10万本の青や白、紫のアジサイが咲き誇ります。
谷には小径が作られ、散歩をしながら「紫陽花の海」の中を歩くことができるんですよ。こんなにもたくさんのアジサイが目の前に広がっているなんて、夢を見ているような気分になりますね。
また、園内には「紫陽花の海」を広範囲で鑑賞できるデッキもあります。アジサイに包まれているような光景はまさに絶景!ぜひ満開の時期に訪れてみてください。
舞鶴自然文化園
場所:京都府舞鶴市字多祢寺地内
電話:0773-66-1053(舞鶴市建設部土木課公園係)
時間:6/10~6/26日9:00~17:00(最終入園時間は16:00)
料金:大人500円、小中学生250円
※土・日曜日も開園します
見頃:6月上旬〜7月上旬
開山約1350年の古刹・東光院。JR綾部駅から車で10分ほどの所にあるこちらは、山門へと続く川沿いの参道から敷地内に、およそ2500株もの青や紫、ピンクや白などのアジサイが咲き、訪れる人を出迎えてくれます。
境内で見られるアジサイはもちろん、アジサイの開花に合わせて開催される「綾部あじさい風鈴祭り」(2022年は6/4~7/3)も楽しみのひとつ。境内や本堂に飾られた1000個もの涼やかな風鈴の音色を聞きながら美しいアジサイを眺められるなんて、とっても風流。
また、数ある風鈴の中に1つだけ短冊がハートになっているものがあのだとか。ぜひ探してみてください。
※7/16~8/31には、約600個以上の風車を見ながら風鈴の音色が楽しめる「風鈴祭り」が開催されます。
風鈴祭りの期間中は、風鈴の絵付けや錦鯉のエサやり体験、プチ写経(有料)ができますよ。オリジナルの風鈴を旅の思い出にするのもおすすめです。
ほかにも、風鈴祭り限定の御朱印もあります。(写真の御朱印は以前のものです)
風鈴やアジサイ、風車といった涼しげなイラストがとってもキュート!
実は東光院は坂本龍馬とお龍さんの仲人である夢覚上人ゆかりの寺院。ぜひ境内もお参りしてくださいね。
東光院
場所:京都府綾部市上延町堂ノ奥7
電話:0773-42-2432
時間:9:30〜16:30
拝観料:無料(風鈴会場300円)
綾部あじさい風鈴祭り(6/4~7/3 9:30~16:30)は300円
風鈴祭(7/16~8/31、9:30~16:30)は300円
見頃:6月上旬~7月上旬
奈良時代の729年に創建されたと伝わる岩船寺は、秋の紅葉はもちろん、ウメ、ツバキ、サクラ、ツツジ、アジサイ、スイレン、サルスベリなど、四季折々の草花が見られることでも有名。新緑に三重塔の朱色のコントラストが美しく映える中、色とりどりのアジサイがしっとりと咲き誇ります。
こちらで見られるアジサイは種類も多く、セイヨウアジサイやガクアジサイ、カシワバアジサイなど色とりどりの花を咲かせます。
中でも、シチダンカ(写真)は必見!このアジサイはシーボルトが日本に来た際に発見し、『日本植物誌』で紹介したことで有名になりました。淡いブルーの装飾花(ガク)が八重咲になっているのが特徴です。ただ、当時の日本人は誰も見たことがなかったようで、“幻のあじさい”と呼ばれていたのだとか。
また、花手水に浮かんだアジサイも美しいですね。境内の至るとこでアジサイが見られるので、ぜひお気に入りの場所を探してみてください。
岩船寺
場所:京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
電話:0774-76-3390
拝観時間:8:30~17:00(受付16:45まで)
拝観料:大人500円
開園:6月25日(土)〜7月24日(日)
JR亀岡駅からバスで約30分、のどかな集落の中にある明智光秀ゆかりのお寺・谷性寺の門前にあるのが「ききょうの里」です。こちらは、光秀の家紋にも使われているキキョウがたくさん見られることで有名ですが、キキョウより少し早くアジサイが見頃を迎えることをご存じですか?
園内では、約550株の青や紫などカラフルなアジサイが咲き誇ります。また、アジサイのほかにもルドベキアや半夏生が近くに植わっているので、コラボした様子も見られますよ。ききょうの里はペットの同伴もOK!(要リード)。初夏のお散歩を楽しみましょう♪
ききょうの里
場所:亀岡市宮前町猪倉谷性寺門前
電話:0771-26-3753(現地番号、開園期間のみ)、0771-22-0691(JR亀岡駅観光案内所)
時間:6/25~7/24・9:00~16:00(15:30受付終了)
料金:600円(中学生以上)
見頃:6月上旬〜7月上旬
宇治市にある三室戸寺は、約1200年前に開かれた古刹で、西国観音霊場10番札所として普段から多くの参拝者が訪れています。毎年6~7月に開園される「あじさい園」では、2万株のアジサイが咲き、広い境内に彩を添えています。
園内には丸いセイヨウアジサイや、可憐なガクアジサイ、“幻のアジサイ”とよばれるシチダンカなど約50種に及ぶ紫陽花を見ることができます。色とりどりのアジサイが咲き乱れる光景は息を飲むほど。
園内にはハートの形をしたアジサイもあるんです。これは、ハート型の品種があるのではなく、自然のいたずらが生み出した結果。丸い形のアジサイばかりの中でハート型を見つけられたらラッキーかも!?ぜひ探してみてください。
また、6月11日~6月26日の間の土・日曜日は19時〜21時までライトアップも開催(最終受付20時30分)。ライトに照らされたアジサイはとっても幻想的です。
さらに、ハート型のアジサイにちなんだ絵馬(500円)やアジサイのお守り、御朱印なども授与。美しいアジサイを堪能した後は、ハート型のアジサイのご利益を授かりましょう。
三室戸寺
場所:京都府宇治市莵道滋賀谷21
電話:0774-21-2067
時間:8:30〜16:30(最終受付16:00)
拝観料:平常は大人500円、小人300円
あじさい園(6/1〜7/10)は大人1000円、小人500円
あじさい園ライトアップ(6/11~26の土・日曜日、19:00~20:30受付終了)は大人1000円、小人500円
見頃:6月上旬~7月上旬
宇治川の中州、橘島にかかる朝霧橋のたもとにたたずむ惠心院(えしんいん)。かつては「龍泉寺」という名前でしたが、戦火に遭い、寛弘2(1005)年に惠心僧都源信によって再興され「惠心院」と呼ばれるようになりました。
惠心僧都源信は、『源氏物語 宇治十帖』のヒロイン・浮船が宇治川に入水した折に助け、新たな道を進ませた比叡山横川の僧都のモデルといわれています。
こちらは一年中さまざまな花が見られることから“花の寺”としても人気です。境内に植えられている花は、先代の住職が「お寺が年中、花であふれるように…」と始めたのだそう。
6月になるとカシワバアジサイやクレナイ、アナベル、スミダノハナビなど様々な品種のアジサイが境内を美しく彩ります。
惠心院
場所:京都府宇治市宇治山田67
電話:0774-21-3942
時間:6:00〜17:00
拝観料:無料(本堂の拝観は不可)
見頃:6月中旬
笠置寺から東海自然歩道を歩いたところに現れるあじさい群。ここに咲くアジサイたちは、地元住民の方が長い年月をかけて育ててきたのだそう。丁寧に育てられたアジサイは、杉がそびえたつ山道に彩を添える存在になっています。
中にはハート型のアジサイも!プチハイキングとともに探してみてください。
笠置山自然公園
場所:相楽郡笠置町笠置
電話:0743-95-2327(笠置町役場商工観光課)
https://kasagi-rock.kyoto/sightseeing/ajisai/
見頃:6月下旬〜7月上旬
標高約683mの太鼓山付近にある「京丹後森林公園スイス村」。ここは、ホテルや山の家、キャンプ場、バンガローなどお客が選べる宿泊施設を完備する総合レクリエーション施設です。敷地内には豊かな自然が広がり、さまざま山野草を鑑賞できるのが特徴。特に雨の翌日は露がきらめき、素晴らしい景色が広がります。
ここでは、ヤマアジサイやガクアジサイなど約2万株のアジサイが、公園内の林道沿いに咲き誇ります。標高が高い場所で咲くため、アジサイの見頃は平地よりも遅めの6月下旬~7月上旬。「今年はアジサイを見逃したなぁ」という方も、こちらで見られますよ~♪
さらに、キャンプ場やBBQのほか、珍しい形の自転車が乗れる「おもしろ自転車」、テニスコート(要予約)などの利用もできるので、アジサイと一緒に1日楽しめますよ。友達同士や家族でも遊べるスポットで自然を満喫しましょう~。
京丹後森林公園スイス村
場所:京丹後市弥栄町野中2562
電話:0772-66-0036
時間:8:30~17:00
休み:木曜(イベント時は開園あり)
https://kyotangoforestpark.jp/
見頃:6月初旬~7月上旬・あじさいウィーク6/4〜7/3
平安時代より眼病平癒の祈願所として、天皇家や公家など高貴な方々から庶民まで眼病に悩む人々に信仰されてきた柳谷観 楊谷寺(ようこくじ)。
こちらは四季折々の花が美しいのですが、特に6月になると境内には約30種、合計5000株ものアジサイが咲き、境内の雰囲気や山の空気と相まって荘厳な雰囲気に包まれます。
境内には「あじさい回廊」や、花手水など、アジサイのみどころがたっぷり!植栽されたものも飾られているものも美しい、アジサイの空間から目が離せません。
柳谷観音 楊谷寺を徹底解剖した記事はこちら▼
https://www.kyotoside.jp/
柳谷観音 楊谷寺
場所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
電話:075-956-0017
時間:9:00〜17:00(16:30受付終了)
拝観料:通常期500円、ウィーク開催時700円(高校生以下無料)、上書院・寺宝庫800円
風鈴まつり:6月1日(水)~9月18日(日)
猪目窓と花天井が有名な正寿院。こちらでは、毎年夏に行われる「風鈴まつり」も人気があるんですよ。2022年は6月1日(水)~9月18日(日)に開催。約2000個の風鈴が本堂前で揺れる姿は圧巻!
しかもただの風鈴じゃないんです。よーく見ると、中に花が入っているんです。
透明なガラスの中に納まるアジサイのなんと可愛らしいこと。頭上で揺れるアジサイに癒されましょう。あじさい風鈴が飾られるのは6月~7月初旬。入れ替わりでひまわりやコスモスもあるのでお楽しみに~。
正寿院(風鈴寺)
場所:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
電話:0774-88-3601
時間:9:00~16:30(12月〜3月の冬季は10:00〜16:00)
拝観料:600円・菓子付(風鈴まつり期間中は800円・菓子付)/駐車場協力金1台300円(1名の場合200円)
休み:8月17日
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