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更新日:2023年6月21日

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「雲原砂防イベント実行委員会」唯一無二の企画で町を元気に!

福知山市雲原地区。人口250人ほどの地区が砂防を中心に地域の活性に取り組み、いまや有名にもなった「ドラム缶転がしレース」他、様々な取り組みに力を入れていらっしゃいます。

取り組みの中心になるのは「雲原砂防イベント実行委員会」。

実行委員会の西田さんにお話を伺いました!

 

雲原地域の立役者でもある「砂防」とは

―砂防とは何のことですか?

「砂防」とは、土石流、地すべり及びがけ崩れに対しての土砂災害対策をいいます。

日頃よく目にするダムは水を貯めるための貯水ダムですが、「砂防」は土砂を貯める・土石流を防ぐためのダムのことです。

台風や雨がひどいときは川の水位が高くなり、山の土石が崩れ流れていってしまうのですが、その土石を川に流さないようにするための対策として「砂防」を作ります。雲原地区には砂防がたくさんあることから有名になりました。

https://www.pref.kyoto.jp/chutan/doboku-nisi/kumohara-sabo03.html

 

―実行委員会を設立したきっかけとは

「雲原砂防」を“国の登録記念物”に登録していただいたのを機に設立しました。

地域内外へ発信していこうと相談し、川・砂防に関わる唯一無二の面白いことをやろう!となり、“ドラム缶”を使ったイベントを企画しました。

―ドラム缶転がしレースとは

川でドラム缶を転がしてタイムを競う「ドラム缶転がしタイムレース」です。

雲原地区は人口が減少し学校が統廃合になりましたが、廃校の下でドラム缶転がしタイムレースイベントを開催し、大人気イベントとなりました!このイベントを恒例行事とし、近隣・遠方からの参加者と一緒に大人も子どもも楽しんでいます。

魚つかみ大会も同時に開催し、毎年たくさんの方にご参加いただいています。

―イベント開催日が知りたいのですが何を見ればいいですか?

雲原砂防イベント実行委員会の鎌田誠さんのFacebookで情報発信をしています。ぜひチェックしてみてください。

https://www.facebook.com/makoto.kamata.5

 

まだある!雲原地域の魅力ある「水車」とは

―「水車」について教えてください

“水車を復活させよう”と、住民が集まり手作りの水車を作りました。京都府にもいくつか水車はありますが、ここまで住民が手作りしたものは他に無いと思います。

完成した時は多くの方に歓声をいただきました。

 

―水車の活用法とは

この水車を使って何かしよう!と、次はいろりのある古民家風の食堂を作りました。

雲原地区は気温の温度差が大きく美味しいお米が育つ地域です。水車で米をついて釜戸でご飯を炊き、地元野菜で作った小鉢の定食が食べられます。

食堂の営業時間は毎週日曜11時~15時まで。地元のおばちゃん達が調理してくれます。

定食は「限定30食」。最近では口コミで広がり、人気すぎて予約が必要となりました。

食堂の中で働く方が快適になるよう食堂を大きく改装しました。食堂を使わない朝の時間に「日曜朝市」を開催し、8時30分から15時まで行っています。地域外の人も朝早くから並んで大量に買われています。ただ値段設定が安すぎるのか、最近では1時間ぐらいで無くなってしまいます。

―雲原地域は「こんにゃく」も有名だと聞いたことがあるのですが

昔から雲原こんにゃくはあり、一時期途絶えていましたが昔ながらの製法で復活させました。地元の芋とそば殻から取った灰汁(アク)を使って、刺身でも食べられるこんにゃくを作っています。

 

―活動を通じて嬉しかったことを教えてください

雲原のイベントが京都の大学教授の目にとまり、授業の一環で3~4年続けてここへ生徒を連れて来られていました。当時大学院で教授のサポートしていた子が、雲原大江山鬼そば屋の店主として活躍してくれているのが嬉しいですね!

また、福知山市内の女の子が農家民宿するために雲原に住んでくれたこともあります。

 

今は京都市内の女性グループが、雲原にある荒田で自然農法の野菜を作りに来てくれています。雨の日でも一日中作業し日帰りされていたので、古民家を仲介したところ、古民家を改修し、活用しながら野菜作りに来てくれています。

 

目の付け所が違う!地域を活かした講座とは

―公民館事業ではどんなことをされていますか?

この地域を活かした講座を開催しています。

 

自然農業、ドローン講座、奥京都を拠点に活動するガレージブランドの「SomAbito」さんによるキャンプ講座など、楽しい講座を企画しています。全国に福知山市を広めたいという想いでSomAbitoさんが廃校グランドを活用された「奥京都SomAbito」というおしゃれなキャンプ場もあります。

 

他にも、地域の方が住みやすくなるようさまざまな方向で活動しています。

―今後の展望を教えてください

水車広場サロンのあるところを持続していきながら後継者も増やし、持続継続していけたらいいなと思っています。

若い方が積極的に関わってくれるのが嬉しいですし、色んな方の知恵や力を貸してもらって、一緒に楽しくやっていきたいと考えています。

 

―この活動に興味がある方は

雲原砂防イベント実行委員会に連絡ください。ボランティアで一日だけの参加でも継続的な参加でも構いません。一緒に楽しんで雲原地区を盛り上げましょう。

電話番号080-1900-2048 鎌田
電話番号090-2358-3001 西田
メールアドレス:kumohara2007@gmail.com

 

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