ふるさとトピックス!福知山、舞鶴、綾部
更新日:2023年11月8日
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※この記事の内容は2022年11月22日時点のものです。
日本海の魚が美味しくなる季節がやってきました!11月6日からカニ漁が解禁され、舞鶴や丹後の漁港はますます活気付いています。そこで今回は秋冬の美味しい魚を求め、京都府随一の水揚げ量を誇る舞鶴市の「道の駅舞鶴港とれとれセンター」へ行ってきました!
施設内の海鮮市場で鮮魚を買うだけでなく、売っている魚をその場で食べたり、舞鶴や丹後のお土産や野菜が買えたりと楽しさ満載。どのような施設なのか詳しくレポートしていきます~!
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国道175号沿いを車で走っていると見えてくる大きなカニの看板。こちらが本日、訪れる道の駅「舞鶴港とれとれセンター」です。
海鮮市場MAP
敷地内には日本海側最大級の「海鮮市場」と舞鶴産の野菜を販売するファーマーズマーケット「あぐり」があります。メインは何と言っても「海鮮市場」!
市場内には舞鶴魚市場の鮮魚仲買人が直接営む鮮魚店が3軒、舞鶴が誇る「舞鶴かまぼこ」の名店が1軒、舞鶴や丹後の土産物店が2軒、それに寿司店、海鮮丼などがいただける食事処やコーヒースタンドまである、とても楽しい施設です。
カニで真っ赤になった陳列台
数あるお店の中で最初に訪れたのが鮮魚店の「魚たつ」。先日(11月6日)、カニ漁が解禁したばかりなので店先には「舞鶴かに(舞鶴港で獲れるズワイガニのオス)」をはじめ「セコガニ(コッペガニとも。京都府で獲れるズワイガニのメス)」、「松葉カニ(山陰地方で獲れるズワイガニのオス)」と様々なカニがズラリと並んでいます。でも、いろいろありすぎて、どのカニを買ったらいいのか分からない~!そこで会長の藤元達雄さんにアドバイスをお願いしました。
「それはやっぱり、舞鶴かにを食べないとね。ほら、ここを見てごらん」とカニについている緑のタグを見せてくださいました。舞鶴漁港に水揚げされたズワイガニは全て漁獲した漁船名が書かれた丸い「緑色のタグ」が付けられるそうなのですが、中でも重さ800g以上で姿が整ったものは緑色、1000g以上は銀色、1200g上は金色の「舞鶴かにプレート」が付けられるんですって。
この「舞鶴かに」は緑色のプレートが付いています。持っているとズッシリと重くてびっくり。
「これは15年物ぐらいのカニだから、身がギッシリ詰まっているよ」と藤元さん。
ズワイガニは土地で呼び名が異なり、山陰や丹後地方では「松葉ガニ」、福井県では「越前ガニ」と呼ばれ体格や味が微妙に異なります。「舞鶴かに」は相対的に脚がやや長めで、脚にしっかりと身が詰まっているのだとか。
「まずは刺身で、それから焼きガニにしたら美味しいよ~」。
こちらは12月中までが漁期の「セコガニ」。やはりオスに比べたら小さいけれどキレイなカニですね。
そのほかサワラ、イカなど見るからに新鮮なお魚が並んでいます。どれもピカピカで目が澄んでいて美味しそう~。
「言ってくれたら並んでいる魚を刺身や焼き魚にするよ」と藤元さん。しかも調理しても値段は表記されているものと同じなんですって。これは嬉しい!
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休憩スペース
施設内には、いくつか休憩スペースがあり、各店で買った刺身や焼物を食べることができるんですって。そこで注文が通ってからコンロで焼いてくれる「海鮮焼きセット」などを注文。出来上がるまで市場内を見て回ることにしました。
冬場はカニをはじめアンコウ、舞鶴のお正月に欠かせないブリ、春先は丹後とり貝、夏はカキと舞鶴港で水揚げされた季節の魚が並びます。
名物は、この脂ののった「焼きさば」。大きい~!!これはお土産にもいいですね。温めてショウガしょう油で食べると美味しいんですって。
こちらも舞鶴魚市場で卸したカニをはじめとした季節の魚から、珍味やサバのヘシコ、干物まで扱っています。また、店頭の水槽にてイシダイやアコウ、冬の間は舞鶴かにを泳がせているので活きのいい魚が買えるのが魅力です。
タレ焼も充実しています。どれも美味しそう~。
カニのシーズン真っ只中なので市場内のあちらこちらに舞鶴かにのポスターが貼られ、PRソング『舞鶴かにカニ♪』の“まいづる カニカニ チョッキ チョキ まいづる カニカニ ありがとう”がリピートで流れ思わず口ずさんでしまいます。なんだかテンションがあがってきましたよ。
こちらは吉本水産が営む寿司店。お店の方に伺うと、おすすめは「焼鯖巻」なのだとか。
先ほど見た吉本水産の名物「焼きさば」を巻いた逸品で、週末ともなると午前中で完売してしまうほどの大人気商品なんてすって。これは食べてみたい~!
店内でいただくこともできますがテイクアウトもできるので早速、購入(予約も可能)。
ちなみにこちらでは酢飯に海苔と錦糸卵を乗せた「寿司めし」300円を販売。魚屋さんで買った刺身を乗せて海鮮丼にすることもできるんですよ。
「うにいくら丼」や「ねぎとろ丼」など海鮮丼や「天ぷらそば」「山菜うどん」などがいただける食堂です。
ご飯セットと魚屋さんで買ったお刺身で「お刺身定食」の完成!
こちらでは、ご飯と味噌汁、漬物がセットになった「ご飯セット」があり、魚屋さんで買った「お刺身の盛り合わせ」と一緒にすれば刺身定食が完成!ご飯は並(330円)と小(280円)が選べます。
あちらこちらで購入したものを外のベンチへ持ち出して、ピクニック気分で食べることにしました。
海鮮焼きセットと焼きフグ、セコガニ
最初に「魚たつ」で購入した魚介料理はこちら。特製の甘辛タレで焼いた豪華な「海鮮焼きセット」と絶妙の塩加減が効いたプリっぷりの「焼きフグ」。それから「セコガニ」。鮮やかな赤色の外子はプチプチ、シャクシャクとした食感で、内子はカニ味噌と一緒に食べるとまったりとした美味しさ。冬の味覚の女王と言われるのも納得の味です。
「お刺身の盛り合わせ」にはタイ、サーモン、カンパチ、卵をたっぷり抱えたエビと豪華。海鮮丼ととやで購入した「ご飯セット」と合わせて定食にしてみました。
こちらは「とれとれ寿司」で購入した「焼鯖巻」。断面も美しい。ご飯にショウガ汁をしぼり、大葉、焼きサバを乗せて巻き上げています。とにかくサバが肉厚で、まるでカツを食べているような充実感。ショウガの風味が爽やかで、これは人気なのも納得です。
お腹がいっぱいになったところで、お土産を買いに出かけました。まずは舞鶴や丹後のお土産物を幅広く扱っておられる「やまいち」へ。
左から、純米大吟醸池雲3100円、純米酒池雲1600円、純米吟醸みなと舞鶴2000円(全て720ml)
こちらは地酒のラインアップが充実で、舞鶴市内唯一の酒蔵 池田酒造のお酒も置いてあります。
舞鶴海軍カレーラスク490円、旧海軍カレーカツ720円、海軍さんのカレー896円
そして舞鶴といえば海軍カレーが有名。こちらでは市内のパン屋さんが作っている「カレーラスク」や16枚入りでバラマキ土産にぴったりの「旧海軍カレーカツ」、満願寺甘とうらしが入った「海軍さんのカレー」を購入。
舞鶴の名産品、お土産を中心に若狭や丹波・丹後の名産品やお菓子、昆布類などを扱う店です。
万願寺とうがらし うま煮820円
お店の方に伺うと、一番人気は写真の「万願寺とうがらし うま煮」だそうです。京のブランド産品としても知られる万願寺とうがらし(万願寺甘とう)は、舞鶴市万願寺地区発祥の野菜なんです。この万願寺とうがらしの風味を損なわないよう甘辛く炊いた逸品で、白ご飯はもちろん、白ワインにも合うそうですよ。
「これがおすすめ!」と冨田さん。舞鶴カレーせんべい590円
そして、事務局長の冨田哲平さんのおすすめ「舞鶴カレーせんべい」。
「スパイシーでパリッとした食感がたまりません」とのこと。確かに食べてみましたが、やみつきになるスパイシーさです。
近海の鮮魚を使った生すり身を4割以上も使った、昔ながらの製法で造る「舞鶴かまぼこ」と竹輪の名店です。
「これがおすすめですよ~」とスタッフさん。舞鶴(紅・白)700円
店頭には色々な舞鶴かまぼこが並んでいますが、舞鶴とれとれセンターだけにしか販売していない、少し小ぶりな「舞鶴」がおすすめ。高級かまぼこの原料として知られる白グチや厳選されたスケソウダラのすり身をふんだんに使い、保存料無添加で作られています。シコシコッとした歯ざわりと魚の旨みが堪能できますよ。
舞鶴の野菜を販売するマーケットです。中にはカフェもあり休憩もできますよ。
ぐるっと一回り、市場内を堪能しました~。帰る前に海鮮市場正面玄関にあるコーヒースタンド「Ciel.s.coffee(シエルドットエス コーヒー)」で、ひと休み。
(上)カプチーノ480円、(下)ラテ530円、アメリカンクッキー250円、カヌレ280円(冬季のみ)
おすすめは京丹後市久美浜町にあるヒラヤミルクの牛乳を使ったカフェオレとカフェラテ。コクと深みのあるコーヒーとヒラヤミルクがよく合います。
いかがでしたでしょうか。「舞鶴かに」のシーズンは3月下旬までですが、今から年始ぐらいまでが一番美味しい季節だそうですよ。美味しい京都の魚介を求めて、ぜひ訪れてくださいね。
道の駅舞鶴港とれとれセンター
京都府舞鶴市字下福井905
TEL:0773-75-6125
営業時間:9:00~18:00
休館日:水曜日(他に特別休業日有り)
駐車場:あり
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