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更新日:2024年2月28日

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『志賀郷ごきげん化計画』綾部市志賀郷で暮らす心豊かな暮らしとは

セカンドライフを楽しく・豊かに過ごすために田舎に移り住むといったイメージが強かった旧移住スタイル。コロナ禍を機に、働き方と共に暮らしに対する考え方が大きく変わり、自分らしい生き方を選ぶ人が増えてきています。

 

そんな中、近年面白い動きがある綾部市・志賀郷地区。

 

自然景観が残る美しい地区で、一年を通して春夏秋冬、季節のめぐりに合わせて、田植えや稲刈り体験だけでない、様々な暮らしにまつわる仕事を体験、学ぶことができるプログラムをされている団体の活動の様子をご紹介します。

今回そのプログラム、小さな谷の小さな暮らし『生きる力育むプログラムin綾部』を企画、運営されている『志賀郷ごきげん化計画』のメンバーである4名の方に取材させてもらいました!

 

移住したくなる志賀郷地区の魅力とは


写真左:石崎さん、写真中左:水田さん、写真中右:竹原さん、写真右:金田さん

 

志賀郷地区に移住したきっかけは何でしたか

石崎さん:私は東京から移住してきて5年目くらいです。家族旅行で志賀郷に来たのですが、夫がここのコミュニティと風景をすごく気に入り「志賀郷に住もうかな」と帰りの新幹線の中で言いだしたのがきっかけで、その翌年には家族で移住していましたね(笑)。移住先も志賀郷って決めていたのでここしか見ていないです。現在はここ志賀郷で農家民宿「Seventh Home(セブンスホーム)」を営んでいます。

 

※石崎さんが営んでおられる農家民宿「Seventh Home」紹介記事
https://morinokyoto.jp/farmhouse/seventh_home/(外部リンク)

 

水田さん:私の元々は京都市が出身ですが、岩手の農業大学を卒業して農業高校で教職員をしていましたが農業とかけ離れた生活を送る中でもっと農業に関わりたくて、出身地である京都府にもどり久美浜に移住して農業に携わるようになりました。その中でここにいる金田さんと「北近畿百姓出会いの会」という集まりで出会いまして一緒にイベントをするなかで今の奥さんと知り合いまして結婚を機に綾部に移住し志賀郷の家を購入し現在は、農家民宿『水田家の食卓』を営んでいます。

 

※水田さんがオーナーの農家民宿「水田家の食卓」のHP
https://mizutake.jimdofree.com/(外部リンク)

 

竹原さん:私は、福岡生まれの大阪育ちで京都芸術短期大学を卒業して栃木県益子町で陶芸作家として活動していましたが、結婚を機に夫が元々綾部出身なのでUターンで志賀郷へ来て、夫と一緒に国産小麦と薪釜の純手打ちうどんのお店『竹松うどん店』を営んでいます。

 

※竹原さんが営んでいる「竹松うどん店」のInstagram
https://www.instagram.com/takematsuudon/

 

金田さん:私の場合は孫ターンかJターンというのでしょうか。育ちは京都市内で祖父がここ志賀郷から車で20分ほどの綾部駅周辺の商店街で店を営んでいたので、子どもの頃、祖父のお店に遊びに来ていました。私が小学生当時の綾部はとても賑やかで、お正月になると人混みで歩けなかったのを覚えています。志賀郷に関わりがあったわけではないのですが、海外暮らしの経験をきっかけに、農ある心豊かな暮らしに魅力を感じてここに住み、大工をしながら家族で田畑や狩猟をし、連れ合い(奥さん)が農家民宿『手紙の木の家』を営んでいます。

 

※金田さんの奥さんが営む農家民宿「手紙の木の家」の紹介
https://www.pref.kyoto.jp/co-kyoto/goout/21020802.html

 

 

「志賀郷ごきげん化計画」を設立したきっかけを教えてください

20年ほど前に、志賀郷小学校が複式学級(異学年同クラス)になるとの話が出て、子どもを増やさなければと思い、地域と移住者で「コ宝ネット」を立ち上げ、10年ほどの活動の中で、30世帯が移住してくれました。

志賀郷では、当時、専業農家をやりたい方や芸術家など、職業による移住が多かったのですが、田舎で子育てがしたい・田舎で暮らしたいなど、暮らしを優先する時代に変わってきました。

田舎に魅力を感じて来てくれたけれど、その子ども達にも魅力が伝わっているのかな?と思うようになり、地元の子ども達にも魅力を感じてもらえるようなことをしたいなと考え、プレ活動を開催してみました。

 

 

プレ活動はどんなことをされたのですか

コロナ禍で学校が休校中にタケノコ堀りや休耕田を使って田植えを体験しました。

子ども達は「やったことない!」って言いながらイキイキ・ワクワクして、なんとも言えない表情で喜んでくれていましたね!

 

活動を通じて、楽しさを共有する横のつながりも必要だなと感じることができたので、地元と街を繋ぐ活動団体を設立しました。

 

志賀郷での暮らしの魅力がわかるプログラムとは

活動はどのような内容でしょうか

志賀郷ごきげん化計画が主催の田舎暮らし体験「生きる力育むプログラムin綾部」を立ち上げ、『小さな谷の小さな暮らし…自然とつながり“生きる力”を育む一年…』という名で、“生きる力”を育むため、年間を通じて活動しています。

小さな谷の小さな暮らしHP:https://chiitanikurashi.jimdosite.com/

 

出典:2023年度のプログラムhttps://chiitanikurashi.jimdosite.com/(外部リンク)

 

志賀郷での時間をどのように使ってもらいたいですか

子どもに農を体験させたいという親御さんもいらっしゃいますが、子どもは親が楽しんでいる姿を見て、安心して楽しんでいます。

特にお父さんの活躍って普段目にすることが少ないので、体験を通じて親の姿を見せてあげてほしいですね。作業が不慣れだとかっこ悪いのでは?と思われるかもしれませんが、子どもにとってカッコイイお父さんです。

 

仕事と暮らしが離れ過ぎている今だからこそ、家族でできる活動を通じて親子で楽しんでもらいたいですね。

 

単発イベントもあります。こちらからご応募ください。
https://www.instagram.com/chiitani_ayabe/(外部リンク)

 

 

志賀郷暮らしのどこに魅力を感じていらっしゃいますか

暮らしとしての仕事は、近年機械化などにより楽にはなったけれど、本当はそこに大事なものがあったのはないか?と考えています。

生活用水を引く、自然災害の後片付けをするなど、周りと関わりながら暮らしを作っていく。そういう大人の姿を子どもに見せることで、自分も将来やっていくんだなと自覚が芽生える。暮らしの中での教育って子どもにとっても大事なことで、昔の人が大切にしていたような時間がここにはあり、ここで過ごす生活が最大の魅力です。

 

 

「志賀郷ごきげん化計画」として移住希望の方へのサポートはありますか

農的な暮らしを含んだ生活をしてみたい方に、自分達の移住経験を活かしたサポートをしています。

 

移住しようと思っても、何がわからないかがわからないことって多いと思います。ボヤっと話してもらうだけでも大体のことはわかるので、「こんなことわかっていて当然」と思われるようなこともわかりやすくお伝えしています。お気軽にご相談ください。

 

 

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