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更新日:2023年8月30日

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男性も育休を活用!積極的な育児参加を実現(社会福祉法人大樹会)

「仕事オンリーじゃなくて、家庭も顧みながら生活していただけるように法人も努力を」


そう語るのは、社会福祉法人大樹会の理事で総合施設長の大橋裕子さんです。

 

近年、仕事と家庭の両立の大切さを訴える企業は増えつつありますが、実際に両立可能な職場環境を整えているところはまだまだ少ないのが現状です。

生活環境が大きく変化する産後も安心して働ける職場を作っていくにはどうすればよいのでしょうか。仕事と子育ての両立ができる職場づくりへの取り組みについて、大橋理事と従業員の山口剛史さんにお話を伺いました。

 

地域で必要とされる法人を目指して

京都府舞鶴市にある社会福祉法人大樹会は、特別養護老人ホームやデイサービスなどの高齢者向けサービスに加え、保育園や障害児向けの支援まで幅広い事業を行っている事業所です。

大樹会施設画像

”子どもから高齢者までを地域で支える”をスローガンに掲げ、地域の人々の役に立つ法人を目標に取り組んでいます。

 

「特養の施設では、どうしても看取りまでお世話をさせていただくことになります。利用者の方々から、ありがとうと言っていただけることは従業員にとっても大きな励みです」と話す大橋理事が取り組むのは、施設サービスの充実だけではありません。

 

大樹会理事写真

大樹会は、人材育成に力を入れている事業所に与えられる「きょうと福祉人材育成認証制度」のなかでも、ワンランク上の「上位認証法人」として認証を受けています。これは、2016年当時、京都府で250を超える認証事業所の中でわずか4法人にのみ与えられたものでした。

施設の利用者やその家族から心強い存在として頼られる従業員を育てていくため、人材育成の制度や仕組みづくりに積極的に取り組んでいる法人の証とも言えます。

 

従業員が利用できる休日保育を実施

大樹会の特徴のひとつが、従業員のおよそ4人に1人が女性で、子育て中の女性も多いこと。一方で、人を相手にする仕事であるため、事業所は年中無休。小さい子どもがいる従業員は、土日祝日の出勤がしにくく、休みを取るしかないという課題があったそうです。

 

そこで導入されたのが、月に3回、日曜祝日に、0歳から小学6年生までのお子さんを無料で法人が預かるという休日保育の制度です。

小さい子どもがいるため土日祝日は出勤できず、他の従業員に申し訳ないという気持ちを持たれる方が多いという状況に対して、大橋理事の「双方の従業員が働きやすい環境を整えたい」という思いから休日保育の制度は始まりました。

 

大樹会保育園内観写真

育休からの復帰後には、休日保育の制度だけでなく、時短の制度を活用している方も。従業員が家庭と仕事を両立できるよう、事業所が徹底的にサポートしています。

 

周りの協力を得て、男性従業員も3ヶ月の育休を取得

夫婦ともに大樹会の従業員で、1才のお子さんがいる山口さんにもお話を伺いました。山口さんは、大樹会ではじめて育児休暇を取られた方ですが、取得までにはさまざまな葛藤があったと言います。

 

「インターネットで検索した情報から、妻の負担も考えると育休は3ヶ月くらい取得するほうがよいと知りましたが、シフト制で他の方に迷惑がかかるということもあり、遠慮してもう少し短い期間を伝えたんです。ところが、私の本当の気持ちを感じ取った上司が「本当にそれでいいの?もう1度よく考えて」とアドバイスしてくださったんです」

 

大樹会山口さん写真

上司からの後押しもあり、山口さんは当初の希望通り3ヶ月の育休を取得することができ、他の従業員も、山口さんが育休を取ることに対して好意的だったそうです。

 

「本当にびっくりするぐらい皆さんが温かく受け入れてくださって、とても嬉しく思いました。今回、育休を取らせていただけたことに本当に感謝しています」

 

周りの協力を得て、3ヶ月の育休を取得した山口さんですが、この期間で大きな学びがあったと言います。

 

「実際に育児をしてみて、1人で子育てをするのは本当にストレスがかかることだと感じました。3ヶ月の育休を通じて子育ての大変さが分かったことで、復帰後の今、仕事から疲れて帰ってきた日も子どもの入浴を担当するなど、妻の気持ちに寄り添えていると思います」

 

男性が育休を取得することで、育児の大変さを身をもって知ることができます。この経験によって、職場での子育て世代への理解が深まり、自分も助けてもらった分、他の従業員が育休を取る際には協力しようという助け合いの輪が広がっていきそうです。

 

自然豊かな舞鶴で仕事も家庭も充実

舞鶴は、京都府北部にある海にも山にも恵まれた自然豊かな地域。田舎でも都会でもない。子育て世代が遊びに行くにはもってこいの場所だと大橋理事は言います。

大樹会作業風景写真

大樹会の従業員もリフレッシュ休暇などの長期休暇の際には、魚釣りなど遊びに行く計画を立てて家族でのレジャーを楽しんでいるそうです。

 

最後に、大橋理事にこれから子育てをする方へ向けてのアドバイスをお聞きしました。
「育休を取りたいと思ったら、まずは発信してほしいです。子育て経験のあるベテランの従業員もいるので、アドバイスも出てくるんじゃないかなと」

 

従業員の山口さんも、後輩たちが後に続くことに期待を寄せています。
「男性が育休を取りたいという気持ちを前向きに発信できるように、事業所も「育休、取らなくていいの?」と声かけをしてもらえると、どんどん輪が広がっていくと思います」

 

育休取得や働き方について上司や先輩に相談できる、そんな温かい風土が大樹会にはあります。また、仕事だけでなく家庭も大切にしてほしいという法人の想いから作られた制度が従業員間の協力を得て活用され、男性従業員にとっても女性従業員にとってもより働きやすい職場になっていると感じました。
男性育休1号の山口さんに続いて、育休を活用して育児に励む従業員が、2人目3人目とまだまだ続いていきそうです。

 

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