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更新日:2022年9月21日

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15歳の出会いが未来を創るチカラになる!(舞鶴工業高等専門学校)

独立法人国立高等専門学校機構 舞鶴工業高等専門学校

(プロフィール)

舞鶴工業高等専門学校とは、「舞鶴高専」の愛称で知られる、全国にわずか51校の「国立の高等専門学校」のひとつです。

大学のような広いキャンパスで専門的な内容を学ぶことができ、就職内定率100%!大学への編入や専攻科から大学院への入学も可能です。

 

舞鶴工業高等専門学校、小野さん・芦田さんのお2人に、舞鶴高専について伺いました!


写真:副校長の小野さん(左)、総務課総務係長の芦田さん(右)

 

-舞鶴工業高等専門学校(以下:舞鶴高専)は成績優秀なイメージが強く、プログラミングが得意な子やエンジニアを目指す子が受験する学校だと聞きますが、実際のところはどうなんでしょう。

芦田さん:そうですね、高専のイメージと現実にギャップがあるなぁと感じています。
実際にはイメージと違い、入学した時からズバ抜けて成績優秀で、明確な目標がある子ばかり、なんてことは無いです。

先ほど言われたようなイメージだけで受験を諦めてしまう子がいると聞くと、もったいないなぁと感じてしまいます。
自分の目指す道が決まっていなくても、興味があればチャレンジしてもらいたいですね。

 

-えっ!そうなんですか。成績オール5くらいの子が対象だと思っていました。

小野さん:外から見る高専のイメージはそういうことなんです。でも実際には成績はあまり関係なく、何を学ぶかが大事だと思っています。

高専は「自分のやりたいことに出会える場所」であり「(やりたいことに)出会うきっかけをつくる場所」なんだということを伝えたいですね。

 

高専の学生達は「15歳」という他の子より少し早いスタートを切ることで5年間も学びに専念でき、社会で活躍するための必要な力を身に付ける。これこそが高専最大の魅力だと感じています。

やりたいことに出会えた学生は目の輝きが違ってきますよ。私達がパッと見てわかるくらいに変わります。それからやりたいことにとことん向き合って、卒業後には世界の舞台で活躍する子もいますからね~。近年の理工系離れはもったいなく感じていますが、高専の学生にとってはチャンスでもあると捉えています。

 

-なるほど!話を聞いていると高専のイメージが変わりますね♪

 

高専といえば「高専ロボコン」!

部活の様子を見せていただきました。


写真:創造技術研究会の皆さん

「高専ロボコン」に向けて強化合宿中のところをお邪魔した時の内容です。ロボコンについては大会前ということもあり極秘でしたが、可能な範囲で説明していただきました。

 

部員は約50名。設計、加工、プログラミングなど役割をそれぞれ分担していて、基本的には全てのパーツを一から作り上げ、何度も微調整を繰り返して完成させます。計算なども自分たちで行います。わからないところは本やネットで調べることもあります。

ロボットや自動車などの部品を加工することができる機械が高専内にあり、加工を通して「ものづくりの本質」を学ぶことができます。

-凄いですね!みなさん全くの素人からここまでできるようになったんですか?

岡本雄大さん(4年生):はい、そうです。この研究会に入り、先輩から受け継いだ知識や経験を基に、仲間と協力し、切磋琢磨しながらここまでできるようになりました。今年は高専ロボコン優勝を狙います!

 

-優勝!応援してます!頑張ってください。結果も楽しみにしています♪

 

高専の花形ともいわれる「デザコン」!

合宿中でしたが、取材にも応じてくださいました!


写真:デザコン部の皆さん

デザコン部の過去の作品も並んでいたのでいろいろと話を聞いてみました。


写真:デザコン部、日下部元喜さん(4年生)

 

-実際にどのような作品をつくられたんでしょうか。

日下部さん:これ(写真左)は、デザコン2018in北海道で、空間デザイン部門において「審査員特別賞」をいただいた『カバタ』といわれる地域特有の地下水源の仕組みを利用し、コミュニティー施設等を提案した作品です。

カバタは滋賀県高島市針江地区にある生活水路で、現地に取材へ行き、実際に使われている方に話を聞いた上でどうしていけばよいかを考えたものです。

 

-実際に使われている方に話を聞いてから作品にするところ、さすがですね!

日下部さん:こちら(写真下)は「融解と浸透」というテーマで京都府福知山市をモデルに地区センター・公民館などの公共施設を人が交流できる場にしようと考えたものです。

街路を活用して、人々の交流が地域に融解していく仕組みになっています。


写真:2021年第12回建築甲子園優勝作品「融解と浸透」

-ほぉ~。どの作品も凄い!実際ここ(高専やデザコン部)に入ってどうですか?

日下部さん:やりがいがあります!勉強と部活の両立は大変ですが、試験1週間前の部活停止期間は勉強に集中し、わからないところは先生に何度も連絡し、課題もクリアしています。寮生活ですが、仲間がいて親のように何でも相談できる先生もいて、毎日が楽しいです。

 

-毎日充実されているのが伝わってきます!僕も全寮制の高校だったんですが全然違いました(笑)。卒業後の進路はもう決められているんですか?

日下部さん:進学して大学院に進みたいと今は考えています。

 

-そうなんですね。しっかりと考えられてますね!僕とは大違いです。

小野さん:今はこんなにしっかりしてますが、入学した時と比べると成長したな(笑)

日下部さん:先生、それは言わないでくださいよ~。

 

-笑。先生も学生もみなさん楽しく学校生活を送っていらっしゃるのが伝わってきました♪

 

卒業後、就職・進学された方の活躍

卒業後、就職・進学された方の活躍についての資料も見せていただきました!

企業や官公庁など、多くの方が第一線で活躍されています。みなさん凄いですね!

他にどんな企業があるのか知りたい方は就職先一覧でご確認ください

https://www.maizuru-ct.ac.jp/career/employment/

 

今回取材にご協力いただきました皆さま、ありがとうございました!

 

これから受験する方、舞鶴高専本当におすすめです!私が学生なら迷わず入学したい!もっと早く知りたかったなぁ~(涙)

入試説明会や高専体験会などはまだまだこれから!ぜひ参加してみてくださいね。

舞鶴高専のイベントスケジュールはこちら

https://www.maizuru-ct.ac.jp/junior/

 

INFORMATION

独立行政法人 国立高等専門学校機構
舞鶴工業高等専門学校

住所
〒625-8511
京都府舞鶴市字白屋234番地

https://www.maizuru-ct.ac.jp/

 

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