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更新日:2023年4月5日

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子育てを本音で語ろう「舞鶴で子育てってぶっちゃけこんな感じ」


@舞鶴市中総合会館5階 フレアス舞鶴

舞鶴市で子育て中のパパ・ママさん5人に集まっていただき、子育ての本音を伺いました!

 

-京都府舞鶴市-

【舞鶴市とは】
舞鶴市推計人口78,458人、39,808世帯(2022.11現在、舞鶴市HPより抜粋)
海の京都・舞鶴市は日本海に面しており、舞鶴で水揚げされるカニや牡蠣は全国的にも有名です。
また軍港と城下町という、1つの市で異なる歴史があり、建造物や街並みが美しく、映画などにも多数使用されています。
週末は舞鶴グルメや、舞鶴名所を訪れる人で賑う、観光地としても有名な「舞鶴市」です。

 

「舞鶴市に住んで良かった」。住んで気づいた舞鶴市の良いところ

写真右奥:若井健嗣さん
舞鶴市在住歴27年。2歳・0歳の子供がいるワーキングパパ
建築設計業(https://studioworks.studio.site/)、machiya(https://www.machiyatounyusoft.com/)の経営者。地域活性化への取り組みもされている。

写真左奥:永野由佳さん
舞鶴市在住歴13年。北海道から移住
11歳・9歳の子供がいるワーキングママ
FMまいづるパーソナリティ、他(https://www.facebook.com/yuka.nagano.56

 

若井さん:元々舞鶴出身で、進学で大阪へ出て就職し、10年舞鶴を離れていました。
都会の面白さや便利さにすっかり慣れてしまっていて。舞鶴へ戻ると決断をするときに、葛藤というか・・・複雑な気持ちになりましたね。

 

永野さん:舞鶴に移住して最初に、海が近くにある!って感動したのを覚えています。
北海道出身ですが、私が住んでいたのは北海道の内陸だったので、海まで車で2時間くらいの距離がありました。子供の頃は海には簡単には行けなかったので、魅力的でしたね。

 

写真左:新川奈津子さん
舞鶴市在住歴4年。神戸(兵庫県)から移住
4歳・2歳の子供がいるワーキングママ
米粉パン研究家、他(https://www.instagram.com/nonbe_natsuko/

写真右:吉田美和さん
舞鶴市在住歴37年。1歳の子供がいるワーキングママ
FMまいづるのパーソナリティ、他(https://775maizuru.jp/

 

新川さん:結婚を機に神戸から舞鶴に移住してきましたが、知り合いが1人もいなくて。旦那は仕事(海上自衛隊)で不在が多く、誰とも話さない日が続くこともありました。免許はあってもペーパーだったので車にも乗れなくて・・・。
マイナス面ばかりを感じて、舞鶴に来た頃は引きこもりがちになっていました。

 

吉田さん:舞鶴生まれ舞鶴育ち、ずっと舞鶴で暮らしています。
住む場所は自分で自由に選べる年齢になってもずっと舞鶴に住んでいるのは、舞鶴が好きだし、居心地が良かったからだと思います。

 

写真:児島信行さん
舞鶴市在住歴12年。愛知県からのUターン
3人の子供がいるワーキングパパ
会社員(https://www.instagram.com/ketumenew/

 

児島さん:元々舞鶴出身で、進学のため舞鶴から離れました。家業を継ぐために舞鶴に戻ってきたんですが、舞鶴は閉鎖的なイメージがありましたね。

 

舞鶴市での暮らし。暮らしてみて実際に感じたこと

若井さん:実家の銭湯(若の湯https://kokintnb.wixsite.com/wakanoyu)が「有形文化財」に登録され、たくさんの方に支えていただいているのを目の当たりにし、感謝の気持ちでいっぱいになりましたね。商店街をもっと元気にしたい!と思うきっかけにもなりました。
自分から活動していくと、頑張っている人達とも出会うことができ、どんどんいい方向に変わりましたね。今は舞鶴に戻って来て良かったと感じています。

 

新川さん:生活にも慣れ、舞鶴の人の温かさを感じています。大きな車も乗りこなせるようになり、今は舞鶴での生活が楽しくて、自信にも繋がりましたね。

 

児島さん:自分から人の輪の中に入っていくと、いい意味でお節介な人がいっぱいいて(笑)。困った時は周りが助けてくれるんです。舞鶴の人は温かいなーと感じました。今は舞鶴が一番好きですね。

 

移住してきたからこそわかる。舞鶴市のこんな所が気になります・・・

永野さん:地元の人が「舞鶴には何もない」っていうところ気になります。
北海道から来たって言うと「なんでこんな所に来たの?」「舞鶴なんもないで~」って言われることが多いですね。

 

一同:うんうん!舞鶴あるあるですよね~。

 

永野さん:そんなことないのに~って思っています。何もない街じゃないですよ。
13年暮らした今でも、すぐそばに海がある生活って恵まれているな~って感じています。

 

児島さん:その気持ちもあって、活動されているんですよね?

 

永野さん:そうなんです。ビーチクリーンや、海で拾ったごみをごみで終わらせないワークショップを開催しています。環境アーティストとして、街からでるごみを減らす取り組みのひとつとして活動しています。
https://www.instagram.com/ka_lani_kai/

 

児島さん:ほぉ~!新川さんも何か活動されているんですよね?

 

新川さん:私は子育てをしながら、幼稚園で食育指導や手づくりの米粉パンの販売をしています。
子供達に何を食べさせたらいいか悩むお母さんに向けて「食楽プロジェクト」として舞鶴市内の幼稚園で、幼稚園から小学生くらいまでの食事を、食育を含めた内容でお話しています。
舞鶴も働くお母さんが増えてきていますが、幼児食の指導がないようなので、悩んでいるお母さんのお役にたてればと思っています。

 

子育てをする中で感じた悩みとは?

新川さん:子供が最初言葉を話さなかった時に、保育士さんから何度も「話しましたか?」と聞かれ、うちの子はダメなのかなと追い詰められている感じがしましたね。プレッシャーを和らげて欲しいと思っていたのに。男の子と女の子でも差があって。でも幼稚園の先生はそんなの気にしなくていいと言ってくれて楽になりました。

 

永野さん:出産の痛みは聞いていて覚悟もしていたけれど、産後がこんなに大変だとは知らなかったです。産後もマイナートラブルが続き不安定になり、なんだかわからないのに涙が出てくることもありました。産後のトラブルまでは産院でも教えてくれなかったですね。

 

吉田さん:妊婦中だけでなく、産後も周りのサポートが必要ですね。自分一人ではできないし、しんどい時に周りに自分の状況を説明する労力も残っていないんです。
私の場合、妊娠中ものすごく体調が悪かったので、体調が元に戻るのかも心配でした。この体調不良がこのままだったらと思ってしまい、産後の子育てが不安でいっぱいでしたね。


若井さん:そうなんですね。男目線では、何に困って泣いているかがわからなくて。


永野さん:母親は「自分が産んだんだし頑張らなきゃ」って思ってしまうんです。
最近、舞鶴市も産後ケア事業が始まったようですが、自分は今仕事していなくて。旦那さんの収入だけなのに利用してもいいの?っていう気持ちもあって、自分からはなかなか言いだしにくいですね。


新川さん:産後ケアは上の子がいると利用できなかったりもしますよね。赤ちゃんと母親だけが利用できるところがほとんどです。上の子は誰かにお願いしてくださいと言われたりするそうで。利用したくてもなかなか難しいです。
そんな時、周りが声をかけてくれると嬉しいですよね。私の時は、同じくらいの年の子のお母さんが「ご飯作ったから食べにおいでー」って呼んでくれて、周りに助けてもらっていました。

 

家族の育児参加。実際のところどれくらい育児に協力がありましたか?

児島さん:手伝おうとはするんですが、わからないことが多くて。
子供が怪我や病気をしたなど、困った時はすぐ妻に連絡するようにしてました。
周りの旦那さんは、育休やサポートはどうしとってんやろう?って気になりましたね。

 

新川さん:主人の職場(海上自衛隊)は育休などの扱いが部署によって違いました。今は防衛省が定めた期間、しっかり育児休暇が取れる制度に変わったそうです。

 

永野さん:うちは義両親が近くにいたので、積極的に助けてもらいました。
産後は何気ない行動に傷つくこともあるので、産後の家族の関わり方って大事だな~って思います。

 

若井さん:僕も子育ては協力していますが、最初の何か月かはいつ寝るのかもわからなくて。子育てって寝不足や疲労感が凄くて精神的にキツイですね。虐待はしていませんが、虐待のニュースを見ると、精神的に追い詰められたような状態だったというのはわかります。
これから2人目の子育てや、家族を頑張って支えていこうって思いますね。

 

舞鶴市の病児保育・サポート制度について詳しく教えてください

吉田さん:舞鶴市にはファミリーサポート制度(https://www.city.maizuru.kyoto.jp/kenkou/0000002147.html)があります。子供が病気(感染症)の場合、ファミりーサポートはお願いできないので、岸本病院の「ピノキオ」に預けていました。

 

永野さん:私も知り合いが岸本病院で働いていることもあって、安心してピノキオ(病児保育)
https://www.city.maizuru.kyoto.jp/kenkou/0000001571.html)を利用していました。半日・一日と利用時間が選べましたよ。

 

若井さん:ケガや病気の時は救急で診てくれる病院があります。日赤(赤十字)や共済病院などがあって、わからないときは電話をかけて教えてもらいました。
https://maizuru-iryourenkei.jp/index.php/archives/category/holiday-clinic

 

児島さん:サポート制度ではないのですが、舞鶴って子育て支援施設がすごく充実していて
https://www.city.maizuru.kyoto.jp/kenkou/0000002501.html)。
うちの子は「あそびあむ」が大好きで、めちゃくちゃ広いので半日くらい走り回って遊んで、夜はぐっすり寝てくれる。妻には、頑張って子供と遊んできたよ~!って報告しました(笑)。

 

無料で施設を利用できるのも嬉しいですね
https://www.city.maizuru.kyoto.jp/kenkou/0000000579.html)。
僕のように、子供とどこにいけばいいか悩むパパママさんに知ってもらいたいです。

 

舞鶴市の満足度は○%!理由も含めて

吉田さん:満足度80%
利用できる施設がたくさんあり、支援も手厚いと感じています。
完璧とは言えないかもしれませんが、他の市と比較しても、どこも全てが整っているわけではないので充分満足しています。

 

永野さん:満足度85%
子育て支援施設が充実していて、年齢・地域による制限がほとんど無いのが嬉しいです。
小学校の給食も充実していて、地産地消の献立や、生産者が学校に来て出前授業をしてくれている。給食用の田んぼまであるんです!まだまだ素晴らしいところを知らないだけでいっぱいあると思います。

 

新川さん:満足度50%
他(兵庫県等)と比較して、もっとこうだったらいいなという期待を込めてです。
ベビーベッドなど子育て用品の無料貸し出しや、オムツ回収ボックスの設置、授乳室を増やすなど、さらに子育てしやすい街になればいいなと思います。

 

若井さん:満足度80%
子育てしやすい環境、施設があっていいと思います。
子育て世代が家を建てる時、補助金制度があれば若者の移住者も増えるのかなと思います。

 

児島さん:満足度90%
舞鶴のいいところいっぱいあるのに、知らないってもったいないなと思います。
ほんと、永野さんのいうとおり、何もない舞鶴じゃなかったですね。
PR方法を工夫して、舞鶴市の良さをみなさんにもっと知ってもらえるといいですね。

 

-みなさんありがとうございました!

 

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