ふるさとトピックス!福知山、舞鶴、綾部

トップ > 特集 > 地域との協働を通して、地域課題の解決をめざす!(福知山公立大学)

更新日:2022年11月30日

ここから本文です。

地域との協働を通して、地域課題の解決をめざす!(福知山公立大学)

地域経営学部に加えて、2020年にAI・データサイエンス・IoTが学べる「情報学部」が設置され、文理連携の充実した学びへ!

 

福知山公立大学

(プロフィール)

福知山公立大学は、2016年に開学した「市民の大学、地域のための大学、世界とともに歩む大学」を基本理念とする新しい京都の公立大学です。

地域経営学部と情報学部の2学部体制で、地域が抱える課題に向き合い、課題解決に挑戦する「地域協働型教育研究」を積極的に展開しており、北近畿地域をはじめとする地域において持続可能な社会の形成に寄与することを目的としています。

 

福知山公立大学、事務職員の小坂さんにお話を伺いました!


写真:企画・地域連携グループ 小坂綾禰さん(取材日:2022年10月7日)

 

(プロフィール)

大阪府内の大学を卒業後、福知山公立大学の専任事務職員として勤務。

現在は、大学の広報を担当。日々、福公大の素晴らしさを高校生や一般の方々に発信されています。

 

-福知山公立大学の特徴を教えてください。

小坂さん:福知山市を中心とする北近畿地域の様々な人々とつながり、協働で教育・研究を行いながら、地域に根ざした学びを深めることができることが本学の特徴です。

現在の学生数は約800名で、他大学と比較するとまだまだ小さな大学かもしれませんが、それ故に学生と教職員との距離が近く、きめ細やかで丁寧な指導を受けられる心地よい大学だと感じています。

 

-どんな学びに力を入れていらっしゃるのでしょうか。

小坂さん:そうですね。総合的な知識と専門的な学術を活かして、地域の方々と協働して地域課題の解決をめざす「地域協働型教育研究」に力を入れています。

これにより、地域から世界へと視野を広げて活躍できる人材を育成して、持続可能な社会の形成に寄与することをめざしています。

 

-実際にどのような取り組みをされているのでしょうか?

小坂さん:地域協働型教育研究の取組みの一つに、情報学部の山本吉伸教授のゼミが福知山市大江町毛原地域の住民団体「毛原の棚田ワンダービレッジプロジェクト」と共同で開発した、デジタル地域通貨「けーら」の運用があります。

 

山本ゼミでは、地域電子マネーについて研究しており、もともと紙幣式のみで運用されていた「けーら」の利便性を向上させるべく、電子マネーのチャージや支払い方法等の仕組みを構築しました。

大学ホームページでは教職員・学生の日々の活動を随時発信しています(https://www.fukuchiyama.ac.jp/news/)。

 

-福知山市の立地や私生活はどんな感じですか?

小坂さん:福知山市は、程よく都会で、程よく田舎。生活必需品を購入するためのお店も十分に揃っており好立地です。

近畿の都市部へのアクセスもよく、私自身、兵庫県神戸市まで買い物に行っています。

本学は市外から入学された学生が多い大学なので、下宿生が多く、課外ではサークル活動やアルバイト等に力を入れている学生が多いですね。

 

大学公認サークル、公認学生団体の紹介ページ

https://www.fukuchiyama.ac.jp/campus/club_activity/

 

-小坂さん、ありがとうございました!

 

福知山公立大学の在学生2人にインタビュー!

野田恵里花さん(2年生)・堀雄翔さん(3年生)にお話を伺いました。


写真:野田恵里花さん(左)、堀雄翔さん(右)@メディアセンター

 

(プロフィール)

・野田恵里花(ノダエリカ)さん、地域経営学部 地域経営学科2年生

2022年度学友会会長、兵庫県出身

・堀雄翔(ホリユウト)さん、地域経営学部 地域経営学科3年生

福知山市消防団所属、福知山公立大学FAST(防災学生団体)サークル長、鹿児島県出身

 

-福知山公立大学を受験しようと思ったきっかけは何でしたか。

堀さん:九州を出て進学したい(できれば田舎で)、経済学を学びたい、と高校時代の恩師に相談したところ「福知山公立大学」を勧められたのがきっかけです。

野田さん:受験方法が自分に合っていると思ったのがきっかけです。

私は進学先を検討する際、学べる内容に加えて、受験方法も重視していました。福知山公立大学の学校推薦型選抜は、小論文試験と面接が同日にあるため、自分のことを一直線に見てもらえるのではないかと思い、受験することを決めました。

 

-福知山公立大学への入学を決めたポイントを教えてください。

堀さん:少人数で、一人ひとりをしっかりと見てもらえる。あとは地域に根ざしているという点ですね。この学校なら面白いことができそうだな~と思いました(笑)。

野田さん:PDCAサイクルをベースにした取り組みや、地域協働型教育を学べるという学修内容に魅力を感じました。元々、自然や経営を学びたいと考えていたので、自分の希望に近い大学だなと思い、選びました。

-入学してみて実際のところどうですか?期待通り・それ以上!?そうでもなかった?

堀さん:期待以上です!

現在は、入学前には考えてもいなかった消防団や地域に関わる活動にも参加させてもらっています。活動に関わるために最初は自分から動きましたが、行けば温かく迎え入れてくださって、今は地域の方々から声をかけてもらうことも多くなり、活動の輪がどんどん広がっています。

 

野田さん:入学して良かったです♪

都会の大きな大学だと目立たず、評価されないようなことでも、ここだと評価してもらえるのが嬉しいです。運が良かったのもあると思いますが、学友会の会長を1年生から経験することができました。

入学当初、学生時代の恩師に福知山公立大学の話をしたら「福知山公立大学は、まだ公立大としての歴史が浅く、自分の力で色々と変えていくこともできるだろう。だから野田さんにマッチしているよ、楽しんできなよ」と言ってもらえましたね。

堀さん:そう!今まで誰もやってないことを自分たちでつくっていけるのがいいですね。自分たちが主体となって活動できる環境は十分整っていると思います。

 

-ほぉ~!勉強面はどうですか?大学ではどんな勉強をされているのでしょうか。

堀さん:一般的な教養と専門分野を学びます。

地域経営学部では、地域社会に関する講義が多いですね。実際に地域社会に足を踏み入れ、地域に関することを幅広く学べて楽しいです。

野田さん:今まで受講した科目の中で「社会調査論」という講義が好きでした。最終的に社会調査のアンケート用紙を完成させるというものでしたが、それがすごく楽しかったです。

 

-会社経営者と関わることもあると聞きましたが?

堀さん:ありますね。

私のゼミでは「京都中小企業家同友会」さんと関わらせてもらって、企業と高・大学生でタッグを組み「SDGsの18番目を考える」という課題で、グループごとに発表する取組みを行なっています。

野田さん:私はNEXT産業創造プログラムに参加していて、大人の方と一緒に新規事業案などを考えています。経営者の考えに触れることができて、良い刺激になっています。

 

そんな講座もあるんですね!私も参加したくなりました。

 

-最後に、高校生(受験生)に向けてひと言お願いします。

堀さん:自分のやりたいことができる場が「大学」だと思います。

やりたいことを決めてから、それに関することを学べる大学に入学し、社会に出るのもよいですが、高校までに出会った人との関わりの中で生まれた価値観に捕らわれるのではなく、自分が大学でやりたいことをとことん追求して、その経験の中で将来を考えていくのも、僕はいいと思っています。

 

野田さん:恩師から教わったことですが、大学って視野を広げるために行く場でもあるから、まだやりたいことが決まっていなくても、大学で色んなことを学んでから見つけたらいい。大学ってそういうところだと私も思います。

 

堀さん・野田さん:まだ進路が決まっていない学生さんは、福知山公立大学に来てほしい。

そういう人にこそ来てほしい・選んでほしい大学です。

 

-堀さん、野田さんありがとうございました!

 

〇在学生へのインタビュー動画を福知山公立大学のYouTubeでご覧いただけます。

https://www.youtube.com/c/UnivFukuchiyama/videos

 

福知山公立大学の卒業生にインタビュー!

井上由真さん(2021年度卒業生)にお話を伺いました!


写真:井上由真さん@福知山商工会議所会議室

 

(プロフィール)

井上由真(イノウエ ユマ)さん 地域経営学部地域経営学科2021年度卒業。

福知山商工会議所 業務課勤務。京都府宮津市出身。

 

-福知山公立大学を選んだきっかけは何でしたか?

井上さん:私は地域活性化に貢献したいと思い、地元の海洋高校に進学しました。高校では先生の力添えもあり、学力も飛躍的に伸び、大学進学を決めました。

進学先を考えていく中で、福知山公立大学に出会い、大学の地域との関わりや取組みに感心を持ち、地元に近いこともプラスして、福知山公立大学への進学を決めました。

 

-福知山公立大学に入学してから生活は大きく変わりましたか。

井上さん:高校時代もボランティア活動を頻繁に行い、地域と関わっていたので、地域の方々と関わる機会の多い、福知山公立大学に入学してから生活が大きく変わったという意識はなかったです。

勉強しながら、地域活動やアルバイトをして、4年間とても楽しく過ごせました。

 

-大学在学中、進路はどのように考えていましたか?

井上さん:不動産に関わる仕事に就きたいと考えるようになり、不動産関係の会社からも内定をいただくことができたのですが、母から「福知山商工会議所」を熱望されまして(笑)。

親に言われると、検討しないわけにはいかないですよね。

でも、調べているうちに面白いなと思い、商工会議所の仕事にも興味を持つようになり、試験を受けて内定をいただきました。

商工会議所の仕事は、地域活性化に直に携われ、地域社会や会社経営者と関わっていけるのも魅力だと思っています。

 

-これからのライフプランはどのように考えられていますか?

井上さん:やりたいことや夢はあります。ライフプランもしっかり考えています。

どんな道を選んでも、ゴールは、自分がやりたいことをやって「楽しかった」と言える毎日を送ることだと考えています。今はおかげさまで毎日楽しいと感じています♪

 

-毎日、楽しく過ごされているのが表情から伝わってきますね♪

商工会議所はしっかり休みも取れるので、趣味の旅行もできて満足しています。

これからも仕事を通じて地域を盛り上げていきたいと思います。

 

-頑張ってください。井上さん、ありがとうございました!

 

INFORMATION

福知山公立大学

The University of Fukuchiyama

〒620-0886
京都府福知山市字堀3370

Tel.0773-24-7100

Webサイト:https://www.fukuchiyama.ac.jp/

Twitter:https://twitter.com/UnivFukuchiyama

Facebook:https://facebook.com/UnivFukuchiyama

Instagram:https://instagram.com/UnivFukuchiyama

YouTube:https://youtube.com/c/UnivFukuchiyama

 

-取材を終えて

今回取材をして感じたことは、公立大学さんが掲げる、地域の方々と協働して地域課題の解決をめざす「地域協働型教育研究」は、学生のうちから地域に関わり様々な方々と関わることで選択肢が増え社会に出たときに活躍できる人材が育成されてると感じました。
今回、お話を伺った在学生の堀さんや、野田さん、卒業生である福知山商工会議所の井上さんから聞いた言葉でそれが確信に変わりました。
公立大学さんでは、他では味わえない経験や人との出会いがある大学です。 ご興味がある方は是非、ホームページやオープンキャンパスに行かれてはいかがでしょうか。
末尾になりましたが、今回ご協力いただきました皆様には心より感謝申し上げます。

 

レコメンド記事

お問い合わせ先

中丹広域振興局 地域連携・振興部 企画・連携推進課

電話番号:0773-62-2031

ファックス番号:0773-63-8495

舞鶴市字浜2020番地

メールアドレス:c-c-kikaku@pref.kyoto.lg.jp